今回は、前回に引き続き「赤緑ランデス」についての考察をしたいと思います。

<各デッキ相性>

・「親和」
メインにおける相性は構築次第(どれだけメタっているか)ですが、サイド後は(よほど引きが温く、相手の引きが凄まじくない限り)ほぼ勝てるのではないかと思います。

メインで勝つには「腐食ナメクジ」をどれだけ早く出せるかにかかっているのではないかと思います。
・・・実際、このカードを引かなければ、相手の速攻力に押されてしまうので、かなり厳しいのではないかと思われます。
少なくとも「すき込み」が重過ぎて使えないので、メインではその辺りがネックになると思います。

サイドになればほぼ負けません。
・・・先ほど申し上げたように、よほど引きが温くなければ。
何故なら、このデッキには「親和」に対する優秀な対策カードが数多く投入されているからです。
単体除去では「酸化」
全体除去では「粒化」
キラーカードとして「腐食ナメクジ」
等が挙げられます。

これらのうち一定数のカードを使っていれば、まず勝てると思います。

勝率としては、
メイン 3:7
サイド 7:3
という所でしょうか。

・「ゴブリン」
基本的にはそう悪くないと思います。
・・・ただ、序盤をどう凌ぐかによります。
メインでは「ぶどう棚」や、「弧炎撒き」等が役に立ちます。
・・・私は「ぶどう棚」は採用していませんが、これはメタの影響(最近当たっていないので)なので、少し「ゴブリン」に対しては厳しいです。
サイドでは「紅蓮地獄」や「星の嵐」等が効きます。
・・・また、ランデスカードはあまり抜き過ぎない事が重要です。
結構「ゴブリン」はマナコストが重いので、抜き過ぎると相手のマナを攻められず、次々とカードが展開されるからです。
まぁ、抜くのは「すき込み」ぐらいでしょうか。
・・・ただ「召集型」以外でしたら、あまり気にしなくても構わないかもしれません。
後は構成の問題ですね。

勝率は、
メイン 5:5(メイン次第では4:6)
サイド 6:4
といった所でしょうか。
・「ウルザトロン」
ウルザトロンとの相性は抜群です。
ウルザトロンとは、名前の通りウルザランドを揃えなくてはただの重いデッキ(使用者の方で不快に思ったらすみません)なので、ランデスが気持ちのいいように効きます。
「腐食ナメクジ」もかなり効きます。
何より、「ダークスティールの巨像」が出すに出せません。
メインではほぼ負けないのではないかと思います。

サイドにおいては「ドワーフの爆風掘り」を投入するだけで十分です。
しかし、相手もそれは判っていると思いますので、何らかの対策(「マグマの噴流」等といったクリーチャー除去)をされると厳しいので、「ドワーフの爆風掘り」に頼り過ぎると痛い目に遭うので、注意が必要です。
また、ウルザランド一つは絶対に破壊し続けなければならないため、ちょっと引きが温いと一気に押されてしまう可能性があるので、油断は禁物です。

勝率は、
メイン 7:3
サイド 7:3(相手によっては6:4かも)
といった所でしょうか。

・白青コントロール」
基本的には勝てる筈ですが、最近は少し厳しいものがあります。
要は、相手のカウンターの枚数が勝負の分かれ目となっています。
このデッキはカウンターにはとても弱いので、うまくカウンターされたら負け、カウンターされなければ勝ち、といった状況もざらです。
・・・しかしこのデッキは、「毎ターンカウンターされる」というような事は無いと思いますので、プレイングで何とかなると思います。
まぁ、相手が初手からカウンター3枚以上持っていたなら仕方ないという事で。

サイド後は、「聖なる場」も投入されてくる筈なので、更に注意が必要です。

・・・しかし、やはり大きな問題は「相手のカウンターの枚数」に尽きるでしょう。

勝率は、
全体的に6:4でしょうか。
カウンターの枚数によって変わりますので、断言は出来ませんが。

・「エターナル。スライド」
基本的には負けないと思います。
要は、きちんとランデスを繋ぎ、スライドを止めれば勝てる筈です。
・・・後は色マナ(主に緑マナ)を止めれば、「神の怒り」に気を付ければ十分だと思います。

サイドは「聖なる場」に気を付ければ大丈夫だと思います。

・・・ぶっちゃけ言えば、まだそんなに当たっていないので、絶対とは言い切れませんが、カウンターが無い分全然楽に捌けると思います。

勝率は、
メイン 7:3
サイド 6:4
といった所でしょうか。

・「ダークスティール抹消マーチ」
このデッキもカウンター次第ですね。
・・・ただ、クリーチャーに対する除去がそう多くないので、カウンターを通り抜けたクリーチャー(特に「腐食ナメクジ」)によるビートダウン出来るかによって決まりますが。
また、多色の場合もあるので、その場合は特に注意が必要です。
カウンターが減るのは良いのですが、その分「神の怒り」等、クリーチャー除去が増えるので。

このデッキは回り次第ですが、結構厳しいかもしれません。

勝率は、あまり出来ていないので、よくはわかりません。
・・・恐らく5:5といった所でしょうか。

その辺りは、後日調整して確認してみようかと思います。

・「ミラーマッチ」
基本的には引きゲー、又は先手ゲーになると思います。
しかし、相手が赤単であった場合には、注意が必要です。
・・・火力によって、マナ・ブーストを焼かれた上で、先にランデスされるとかなり厳しいものがあります。
更には「炎歩スリス」等でビートダウンされるともうお手上げ状態になる事もざらです。
しかも、明確な対策カードが使いづらいので、本当に引きゲーになる事が多いので、あまりやりたくは無いマッチアップです。

勝率は、五分五分といった所ですね。
・・・理由は以前の文章を読めば一目瞭然ですが。

・メタ外(「青単コントロール」・「赤単コントロール」等)
基本的にカウンターが無ければ、そこそこやっていけると思います。

そして恐らく「青単コントロール」に勝てないと思います。

・・・カウンターも怖いですが、「ヴィダルケンの枷」の方が怖いので。

・・・と、こんな感じでしょうか。

総合的に見ると比較的どのようなデッキにも戦えるのですが(そもそもデッキの構築理論からして無駄なカードが無いので)、唯一カウンターには弱いですね。

今のところ、カウンターに対する明確な答えは「防御の光網」というカードがありますが、よほどカウンターが飛び交っていなければあまり使いたくは無いカードですね・・・。

という訳で、あまりにもカウンターが多い環境ではこのデッキはお勧めできないでしょう。
しかし、元々のデッキのポテンシャルは高い方だと思うので、まだまだ構築如何では大会で上位を目指せるデッキなのではないかと考えています。

さて次回は、このデッキのカード解説などを書いていきたいと思います。

・・・まぁ、時間があれば、の話ですが。

それでは今日は、この辺で。

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