今日は、「ファンデッキ」について所感でも。

<「ファンデッキ」とは何か?>
「ファンデッキ」とは、所謂「テーマデッキ」と言えるものであると思います。
つまり、
「〜のカードを使いたい!」とか、
「これこれをこうして、相手を倒ししてみたい!」とか、
そういうある種の願望に駆られたデッキのことを言うんだと思います。

・・・こう書くと、「デッキ構築の基本」のように見えますが、要はそういうことなのです。

ただ、「ファンデッキ」と呼ばれる最大の原因と言えば、次のひとつのことに尽きるでしょう。

「メジャーでないデッキ」(正確に言えば、「メジャーでないカードを使って勝とうとするデッキ」)です。
そして更に言えば、そのデッキを使っている希少価値にあると言えるでしょう。

・・・例えば、「空虚への扉(FD)」を使って勝つデッキを使っているプレイヤーはいらっしゃいますか?
「カルドラシリーズ」を何とかして出して、それだけが勝ち手段の方は?

・・・恐らくはいらっしゃらないと思います。(後者は見かけましたが)

恐らくこのようなデッキを皆さんは「ファンデッキ」と呼ぶのではないかと思います。
・・・私もそう呼んでいます。
この事に関しては対して問題ではないのかもしれません。
・・・問題なのは、それらのデッキを「勝つ気の無いデッキ」とか、「価値の無いデッキ」と断定した見方をする事です。

「メジャーなデッキ」と「ファンデッキ」の違いは、実は然程違いません。
・・・ただ違うのは、「大会で大きな成績を残しているか否か」と言う事でしょう。
デッキコンセプトの違いと言うのは、ただ勝ち手段が違うと言うだけで、どのようなデッキでも「テーマデッキ」と言う枠組みからは離れられないからです。

「テーマデッキ」と言うと、「ファンデッキ」と言うイメージ(先にも言った通り)が強いかもしれませんが、「メジャーのデッキ」だってある何らかの「デッキテーマ」があるはずなのです。

・・・というより、デッキに「テーマ」が無ければ、組めるはずが無いからです。

では、ここでデッキの「テーマ」について見ていきましょう。

>「親和」の「テーマ」
1:アーティファクトを並べて、「親和」を持つカードを速攻で並び立てる(もしくは使用する)。
2:その上で、相手をそのスピードで圧倒する。

>「ウルザトロン」の「テーマ」
1:普通は重すぎて使えないカードを思いっきり使う。
2:「ウルザランド」を如何に早く揃えて、その圧倒的なマナで好きなことをする。

と言うような感じです。

さぁ、どうでしょうか。
どのデッキにもそれぞれデッキに「テーマ」が決められています。

特に後者の「ウルザトロン」は、昔では立派に「ファンデッキ」とした位置付けでした。
・・・実際、8版が出た頃、これらのカード(ウルザランド)は格好の「ファンデッキ」のパーツとみられてきました。
しかし、多くの人がそれに興味を持ち、ミラディンが出た後には、多くの人(少なくとも大会で成績を残した後は)が使用してきました。
その後、時代が「頭蓋骨締め」によってスピードが増してからも、使っている人は多くいました。
それらの事により、今は完全に、これらのデッキを見ても「ファンデッキ」と侮る事がなくなりました。

この事例を見てみると、果たして「ファンデッキ」と他のデッキにそれ程多くの違いがあるものなのだろうか?と思います。

元々「マジック」と言うゲームは自由性の高いゲームです。
何百、何千と言うカードの中から極僅かなカードを選択し、自分なりの考え方でデッキをチューン出来るゲームです。
そのようなゲームで、果たして「皆が使っていないから」と言う理由で「ファンデッキ」と侮ってよいものなのでしょうか?(今は「ファンデッキ」というのは、あまり良い意味で使われていないため)

・・・私はそうは思いません。

もしそれらを「ファンデッキ」と言うのなら、今ある全てのデッキはそうであると言えるからです。

ただ、そのような所謂「オリジナルデッキ」を使っている人たちに一言、言いたい事もあります。

よく、「メジャーなデッキを使っているから勝つのは当たり前」と言うような発言があったりもしますが、それは違います。
完全なコピーのまま使ったいるのならそう言われても仕方ないかもしれませんが、少しでも違えば、そのデッキはその人の「オリジナルデッキ」となるのです。

元のデッキがあっても、その人自身が自分で調整し、再構成したデッキならば、そのデッキはその人自身のデッキに成り得ると思います。
ですから元は同じでも、チューンする人が違えば、デッキの動き方もかなり変化すると思うからです。

またデッキコピーも、一概に悪いとは言えません。
何故なら、そのデッキを短時間で知るには実際にデッキを回したほうが速いからです。

・・・何だか長文になってしまいましたので、今日はこれにて失礼します。

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