結局(雑記)
2005年8月2日フランスとイタリアの結果などを見てみると、現環境ウルザトロン最強とかいう感じがしてほかならない。
・・・まぁ、ウルザランド自体にそこまで罪は無いようにも思うが、それでもこの出鱈目な状況を作り出しているのは、ウルザランドに他ならないという事実が。
今までであれば、ウルザトロンといえば、「歯と爪」タイプしかいなかったので「歯と爪」の所為にもできたが、今ではその基盤であるウルザランドに問題があるように思えて仕方が無い。
そういう意味で、今回9版でこれらランドが落ちなかったのは全くもって不可解だし、その対抗策の一つである「すき込み」だけが落ちるというのも些か納得がいかない。
確かに現環境を支配しているカードの一つとして、この「すき込み」が挙げられるのは確かではあるが、しかしだからといって、これだけが抜けるというのは問題ではなかろうか。
「すき込み」が強いのは、相手のマナ・ベースを抑え、且つ相手のドローさえもコントロールし、更には「永遠の証人」によって何度でも使いまわせる事が原因だと思う。
事実、「すき込み」→「永遠の証人」→「すき込み」→「永遠の証人」→(以下繰り返し)・・・などとされると、ゲームが終わってしまうし、このコンボがあるために環境に制限がかけられる事実も否めないとは思う。
だが、これに勝るとも劣らないほど、ウルザランドの脅威もあるのである。
・・・勿論、ウルザランドだけが悪いのではなく、そのマナから放たれる「歯と爪」による場の制圧こそが最も憎まれる物であると思う。
現在の生半可なデッキは、クリーチャー色が強いデッキならば「トリスケリオン」+「メフィドロスの吸血鬼」のコンボで、マナを伸ばすデッキならば「鏡割りのキキジキ」+「隔離するタイタン」のコンボで封殺される。
そして勝負を決めようものならば、「鏡割りのキキジキ」+「ダークスティールの巨像」のコンボで相手を圧倒する事ができるようになっている。
以上の点を見ると、回ればどのようなデッキでさえも互角以上に戦える事ができ、それでいてプレイングが多少悪くても、運だけで勝ってしまうこともあるという、異常な力があるデッキなのである。
・・・これだけ見ても、ウルザランド&「歯と爪」が凶悪である事はわかると思う。
この安定性が高く早いデッキのおかげで、構築が許されないデッキも、また数多く存在しているのである。
また、ウルザランドを使ったデッキには、最近亜種が出てくることになった。
その亜種とは、通称「青トロン」と呼ばれるデッキである。
このデッキは青特有のドローやサーチ能力の高さを利用して、ウルザランドをかき集め、その大量に生み出されるマナを利用し、「ミラディン」ブロックの重いが優秀なカードたちを活用して場を制圧するデッキである。
このデッキは個々のカードたちにはそれほど害は無く、一番のガンはウルザランドから生み出される大量のマナであると言い切れるのである。
緑系のウルザトロンは、敢えて言うならウルザランドが無くても回るようにはなっている。(勿論、あるに越した事は無いだろうけど)
しかしこの「青トロン」は、ウルザランド無くては機能しないデッキであるのだ。
そして現環境ではこれら2つのウルザトロンによって支配され、他のデッキがそれをメタったような状態が続いている。(正確にはもう少し違うかもしれないが、概ねそうだと思う)
だが9版以降、この関係が更に悪化するのは明確である。
それは、9版にウルザランドが残った事、そして対抗馬である「すき込み」だけが環境から落ちてしまう事に原因がある。
・・・だが、これは必ずしも最悪の結果を招く事ではないと思う。
過去を振り返るにあたって、大体1つは頭1つ抜き出ているデッキが常に存在し、メタの中心と、それをメタったデッキ、そしてそのデッキをメタるデッキという感じで、メタの連鎖ができていたのは事実なのだから、今回もそうなっただけに過ぎないかもしれない。
・・・また、今回から各種ペインランドが復活する事もあり、デッキのヴァリエーションが増え、また極悪コンボのうち片方が多少受け止めやすくなっているのも、良い傾向にあるように思える。(基本地形が少なくなれば、「隔離するタイタン」の影響を和らげる事ができるため)
さらにいえば、確かに緑は「すき込み」という絶対的なカードを失う事となったが、それに変わるカードも復活したので、ある意味おあいこになったのでは?とも思う。
・・・そのカードというのは、「燎原の火」である。
確かにこのカードは、6マナとかつてのカードよりも1マナ重くなったが、その分倍の4枚という土地を消し飛ばしてくれ、また生物に4点与えるという追加効果もあるのだから、文句は言えないと思う。
・・・とはいうものの、かつてのカードと違って自分のマナも消し飛ばすので、使い方に用心が必要かもしれないが、そこは撃つ前にフィニッシャーを出すか、もしくは残るマナ・ベース(「タリスマン」各種とか)を使うなり、色々調整は出来るので、特に問題はないように思える。
そしてそれらを差し引いたとしても、「ミラディン」が落ちればこれらウルザランドが暴走する事は(恐らく)ないだろうから、ただ普通に環境を制限する「すき込み」を落とし、ウルザランドを活用する「芽」を残すというのは、未来を考えた思考で考えれば、けして悪い選択肢ではないと思う。
・・・まぁそれでも、「今」の問題はやはり残るわけではあるのだけれども。
とりあえず軽く流すつもりが、書いているうちに微妙に長くなってしまったので、今日のところは、この辺で。
・・・まぁ、ウルザランド自体にそこまで罪は無いようにも思うが、それでもこの出鱈目な状況を作り出しているのは、ウルザランドに他ならないという事実が。
今までであれば、ウルザトロンといえば、「歯と爪」タイプしかいなかったので「歯と爪」の所為にもできたが、今ではその基盤であるウルザランドに問題があるように思えて仕方が無い。
そういう意味で、今回9版でこれらランドが落ちなかったのは全くもって不可解だし、その対抗策の一つである「すき込み」だけが落ちるというのも些か納得がいかない。
確かに現環境を支配しているカードの一つとして、この「すき込み」が挙げられるのは確かではあるが、しかしだからといって、これだけが抜けるというのは問題ではなかろうか。
「すき込み」が強いのは、相手のマナ・ベースを抑え、且つ相手のドローさえもコントロールし、更には「永遠の証人」によって何度でも使いまわせる事が原因だと思う。
事実、「すき込み」→「永遠の証人」→「すき込み」→「永遠の証人」→(以下繰り返し)・・・などとされると、ゲームが終わってしまうし、このコンボがあるために環境に制限がかけられる事実も否めないとは思う。
だが、これに勝るとも劣らないほど、ウルザランドの脅威もあるのである。
・・・勿論、ウルザランドだけが悪いのではなく、そのマナから放たれる「歯と爪」による場の制圧こそが最も憎まれる物であると思う。
現在の生半可なデッキは、クリーチャー色が強いデッキならば「トリスケリオン」+「メフィドロスの吸血鬼」のコンボで、マナを伸ばすデッキならば「鏡割りのキキジキ」+「隔離するタイタン」のコンボで封殺される。
そして勝負を決めようものならば、「鏡割りのキキジキ」+「ダークスティールの巨像」のコンボで相手を圧倒する事ができるようになっている。
以上の点を見ると、回ればどのようなデッキでさえも互角以上に戦える事ができ、それでいてプレイングが多少悪くても、運だけで勝ってしまうこともあるという、異常な力があるデッキなのである。
・・・これだけ見ても、ウルザランド&「歯と爪」が凶悪である事はわかると思う。
この安定性が高く早いデッキのおかげで、構築が許されないデッキも、また数多く存在しているのである。
また、ウルザランドを使ったデッキには、最近亜種が出てくることになった。
その亜種とは、通称「青トロン」と呼ばれるデッキである。
このデッキは青特有のドローやサーチ能力の高さを利用して、ウルザランドをかき集め、その大量に生み出されるマナを利用し、「ミラディン」ブロックの重いが優秀なカードたちを活用して場を制圧するデッキである。
このデッキは個々のカードたちにはそれほど害は無く、一番のガンはウルザランドから生み出される大量のマナであると言い切れるのである。
緑系のウルザトロンは、敢えて言うならウルザランドが無くても回るようにはなっている。(勿論、あるに越した事は無いだろうけど)
しかしこの「青トロン」は、ウルザランド無くては機能しないデッキであるのだ。
そして現環境ではこれら2つのウルザトロンによって支配され、他のデッキがそれをメタったような状態が続いている。(正確にはもう少し違うかもしれないが、概ねそうだと思う)
だが9版以降、この関係が更に悪化するのは明確である。
それは、9版にウルザランドが残った事、そして対抗馬である「すき込み」だけが環境から落ちてしまう事に原因がある。
・・・だが、これは必ずしも最悪の結果を招く事ではないと思う。
過去を振り返るにあたって、大体1つは頭1つ抜き出ているデッキが常に存在し、メタの中心と、それをメタったデッキ、そしてそのデッキをメタるデッキという感じで、メタの連鎖ができていたのは事実なのだから、今回もそうなっただけに過ぎないかもしれない。
・・・また、今回から各種ペインランドが復活する事もあり、デッキのヴァリエーションが増え、また極悪コンボのうち片方が多少受け止めやすくなっているのも、良い傾向にあるように思える。(基本地形が少なくなれば、「隔離するタイタン」の影響を和らげる事ができるため)
さらにいえば、確かに緑は「すき込み」という絶対的なカードを失う事となったが、それに変わるカードも復活したので、ある意味おあいこになったのでは?とも思う。
・・・そのカードというのは、「燎原の火」である。
確かにこのカードは、6マナとかつてのカードよりも1マナ重くなったが、その分倍の4枚という土地を消し飛ばしてくれ、また生物に4点与えるという追加効果もあるのだから、文句は言えないと思う。
・・・とはいうものの、かつてのカードと違って自分のマナも消し飛ばすので、使い方に用心が必要かもしれないが、そこは撃つ前にフィニッシャーを出すか、もしくは残るマナ・ベース(「タリスマン」各種とか)を使うなり、色々調整は出来るので、特に問題はないように思える。
そしてそれらを差し引いたとしても、「ミラディン」が落ちればこれらウルザランドが暴走する事は(恐らく)ないだろうから、ただ普通に環境を制限する「すき込み」を落とし、ウルザランドを活用する「芽」を残すというのは、未来を考えた思考で考えれば、けして悪い選択肢ではないと思う。
・・・まぁそれでも、「今」の問題はやはり残るわけではあるのだけれども。
とりあえず軽く流すつもりが、書いているうちに微妙に長くなってしまったので、今日のところは、この辺で。
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